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作者:SS投稿作品用
涼宮ハルヒの進級24(SOS団とは別のお話)
「なんですか、大切な仕事って」 どうせ、ペットの餌やりとかでしょう。大切だけどバンドと関係ないから許さんぞ。 「楽器を揃えるんだよ」 「ん?揃えるって音楽室にあるじゃないですか」 「ここのは、持ち出すのに許可がいるんだよ」 「許可取ればいいじゃないですか」 「だって、めんどくさいじゃん?」 「なっ!?そのためだけに楽器を揃えるんですか!」「そうだよん」 すごっ!金持ちめ!どこのご令嬢だ!てか、なんでこんな普通の高校に入学してんだ!なんて、頭を混乱させていると、 「それとも、カッシーが揃える?」 危ないことを笑顔で聞いてくる。そんな財力があったらとっくに欲しいゲーム機を買ってるって。 「丁重にお断わりします」ぷぷっと、含み笑いをしている。何がそんなにおかしい。言っとくが俺がおかしんじゃなくて麻生先輩がおかしいんだ。 「まぁとりあえず、カッシーはメンバー集めてよ。最低でもボーカルとエレキが弾ける人をよろしく」 よろしくと言われましてもどうすれば?なんて疑問を頭に浮かべる俺。