涼宮ハルヒの進級(SOS団とは別のお話)(エスカルゴンさん作) - 20 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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涼宮ハルヒの進級?(SOS団とは別のお話)

あっさり採用してもらってしまった。あっさり過ぎないか?俺がもし、バンドの参加者じゃなかったらどうするんだ。ちがうけどな。「君、何が弾ける?」  「ドラムを…」     「あんっ!?」     声のトーンをかなり落して言ってきた。おまけに怖い顔。後ずさる俺。    「か、顔が怖いですよ…」若干、半泣き声になっていた。          うふっと声を洩らして、背の低い先輩が笑顔に戻る。演技か…マジびびった。 「ドラムか〜」     俺を見上げて言う。   「何か問題でも?」   彼女を見下ろして言う。 「いやードラムはあたしも弾けるんだよね」    いっぱい楽器弾けて素晴らしいじゃないですか。  「他になんか弾けるものないの?」        「まともに弾けるのはドラムだけ…」       「まともに弾けるのはってとこが怪しいけど、まぁいいか」         うおっ。鋭いな。    「ちなみにあたし、麻生渚(あそうなぎさ)っいうからよろしく!」     あぁ、自己紹介ね。順番が逆だろう。とりあえず、俺も自己紹介。

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