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作者:SS投稿作品用
とある無能力者と超能力者 6-3
しかし、そこに携帯が鳴り響く。当麻の携帯、いや美琴の携帯だった。
開くとそこには白井黒子と表示されている。
当麻は電話に出る。
「もしもし、白井か?」
「お姉さま!ってまたあなたですの?
今は暇じゃないのですぐにお姉さまに代わってくださいまし?」黒子の真面目な声が聞こえる。
「いや、残念だが御坂はここにはいない。」
「じゃあ、そのお姉さまの携帯は?」
「これは御坂が落としたの!とりあえずそれはあとにして、あの公園に来てくれないか?
謎の能力者にやられる!」
向こう側の黒子が落ち着いた、いや静かに心の奥底でキレた。
「わかりましたわ。場所はあの公園というとお姉さまが蹴りを入れる、自販機のある公園ですわね?
すぐに向かいますわ。」
電話がキレた。いや、電話先から黒子が消えた。
当麻が電話を切ると、もう目の前に二人が来ていた。
B:「ラブコールなんですか?」
「わかってるなら、行かせてくんないか?」
C:「だから、どうしたという話になるがな。」
フッ、
すると、少女Bが消える。
姿を探しているうちにも、青年Cの手のひらにはサラマンドラのような形をした火の塊ができている。
「こっちですよ?」