鳥人機装バーニングファルコン(序章)(優風さん作) - 8 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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鳥人機装バーニングファルコン(第8話ネダル獣人現わる)

リュックと融合同化した香坂光は完全体のバードスペクターと化し第8次元、“バード・フリー”の科学によって生み出されたアーマー、完成型のバード・ギアを着装し光の攻撃により次元侵略組織“ネダル”の3幹部に打撃を与えた。

「ジャガン様、大丈夫ですか?傷を負ってますぞ」

ベター博士がジャガンに近寄る。

「対した事はない。だが、信じられん。我々の力をうわまるとは。バードスペクターと化した3次元人よ。この頬に負わされた傷の代償は高くつくぞ」

ジャガンは右頬を抑えながら言った。

「ジャガン様、傷の手当てが優先です。一旦、引き返しましょう」
「たわけが。それはならん。我が3次元人に負けた事を物語るようなものではないか」
「恐れながら申し上げます。我々、二人の攻撃を打ち負かしたのがその証拠。だが、あの3次元人が完全体のバードスペクターへと化したところで我々の軍隊に一人ではどうする事もできないでしょう」
「セリアンの言ったとうりです。まずは傷の手当てを。それとわしが開発したネダル獣人をここへ召喚します。ですからここは一旦引き下がる事をお考えくだされ」
「ふん、わかったわ。一旦、撤収する」
「待て。逃げるのか」
「調子にのるな、3次元人め。いくらお前が強かろうと所詮、我が“ネダル”の敵ではないわ」
「出でよ、ネダル獣人・“ガオーン”」

ベター博士の杖が輝くとライオンを型どった獣人が召喚され姿を現せた。

「なんだ、あのライオンの化け物は?」
“あれは、“ネダル”3幹部の一人ベター博士が作った獣人だ。光、油断をするな”
「お前の相手はこのガオーンがする。では、撤収だ」
ジャガンがそう言うと3幹部はテレポーテーションで姿を消した。

「がははは。鳥の分際で俺に勝てると思うな」

そう言うが早いがガオーンは攻撃を仕掛けてきた。

「なんて奴だ。スピードも早い上に攻撃力も半端じゃない」
「遅いわっ!」
「ぐがあっ」

ガオーンの攻撃により光の身体は勢いで後ろに飛ばされた。

「くっ。なんて強さだ」
“光、結晶光を燃焼させバードニックエナジーを全開に放出するんだ。

「とどめだ、死ねい」
「はぁぁー、ファルコンブレストアタッーク!!」
「ぐわぁぁー」

光の攻撃によりガオーンは仰向けに倒れ動かなくなった。

「やったか」

恐る恐る近付くと、ガオーンは目を開き、

「甘いわ」

と、口から炎を吐いて攻撃をしてきた。

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