リリなの!?(東国の王さん作) - 7 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

サイトトップ >> リリなの!?(東国の王さん作) >> 7

リリなの!? 第八話

高町家に来て早6年。
なのはも9歳になり俺と同じ私立聖祥大学付属小学校に通う3年生。
ちなみに俺はなのはと3歳年上のため現在12歳で6年生。
ま、こんなどうでもいいことは置いといて、今一番気にしなくちゃいけないことがある。
「で、なんでこうなるんですか?」
俺こと高町柳夜は今、高町家にある道場に木刀を持って立っている。
そして俺と向かい合っているのは
「お前は俺の逆鱗に触れた。今までは年上としての器量で我慢してきたが今日という今日は我慢ならん」
・・・そう言い静かな殺気を向けて来るのが一応俺の義兄、高町恭也(現在18歳)だ。
ていうか年上としての器量って、いつも切れて八つ当たりしてくるくせに。
それにしても、今日の怒り様は半端ないな。
なんつうか、あまりにも強力な闘気で背後に夜叉のシャドーが見る気がするよ。
「ていうか、今日は何に怒ってるんすか恭也さん?毎度のことながら、俺は何も悪いことなんてしてませんよ?」
「・・・ほう、あくまでしらを切るつもりか。いいだろうならば俺自らが言ってやろう。お前の犯した罪、それは・・・なのはの寝言にお前の名前が出てきたことだ!!!」
・・・やっぱり、なのは絡みか。
恭也はいつも冷静沈着で落ち着いているが、なのはのこととなると完全に我を忘れてしまう。
それで何度俺が恭也さんにぼこられたか。
・・・っていうか
「別に俺が悪いことなんてないじゃないですか。それに、なのはの寝言に出てきたのは何も俺だけじゃないでしょ?ちゃんと家族みんなの名前を言ってたじゃないっすか」
そう、なのはが寝言で名前を呼んだのは何も俺だけじゃない。
『んにゃぁ〜、柳夜くん、お兄ちゃん、お姉ちゃん、お父さん、お母さん・・・』
と、ちゃんとみんなが出てきている。
「ああ、確かに出てきたのはお前だけじゃない。お前だけじゃないのだが、なぜ、なぜお前を一番最初に呼ぶ!?!?!?」
んなことまで俺が知るか!!!このシスコン兄貴!!!
「俺はシスコンじゃない!!!」
「俺の心読むな!!!」
「・・・と、いうわけで、俺が直々にお前に天罰を与えてやる。構えろ」
木刀を構える恭也はもはや俺の言うことなど聞く気はないようだ。
・・・ま、そろそろ俺自身の力がどれだけあるのか試してみたいとは思ってたけど。
「天誅!!!」

ランキング

検索

投稿・ユーザ登録

プライバシーポリシ - 利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス