鳥人機装バーニングファルコン(序章)(優風さん作) - 5 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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鳥人機装バーニングファルコン(第5話ミスクリエーション)

セリアンの電撃波を受け、身動きが取れない状態にあった光であったが結晶光が光の正義の心に感応しバードニックエナジーによるオーラが光の身体を包みこんだ。

「ウワァッー!」
「何!?私の電撃波をはねのけただと」
「ムムッ。しかも悪鋼の鎖まで打ち砕きよったわ」

オーラから解き放たれた光の姿は人間、香坂光ではなく1人のバードスペクターへと化してたいた。

「フン、たかが3次元人がバードスペクターと化したところで我々の敵ではないわ。ものどもかかれぇー」

ジャガンの声によって何十体ものヨロイドが襲いかかってきた。

「へん、何十体と雑兵がこようが全部倒してやるぜ」
「3次元人にしてはやりよるわ。それだけは誉めてやる。しかし、俺の剣の前では赤子の手をひねるようなものよ」
そう言うとジャガンは剣を抜いた。
「我が暗黒剣・ジャドウの力、思い知るがいい。暗黒奥義“蛇影炎殺破”」

「ワアァー」

ジャガンの繰り出した“蛇影炎殺破”によって打撃を受けた光は元の人間の姿へと戻った。

「くっ。身体が思うように動かねぇ」
「ハハハハ。我らの力を思い知ったか、3次元人よ。これが“ネダル”の暗黒の騎士と言われた我が剣の力よ」
「いつ見ても見事な剣裁きですなジャガン様」
「当たり前だ。我にかなう剣士等おらんわ」

「光、大丈夫か!?」
「大丈夫じゃねぇよ。くそっ、あのジャガンとかいう奴強すぎるぜ。バード・ギアを着化しても意味ないじゃないか」
「確かにあのジャガンは強すぎる。しかも奴はまだ100%の力を出していない」
「なんだって!?あれで手を抜いてたのかよ」
「よく聞け、光。お前もまだ100%の力を出していない、いや、正確に言うとまだ完全体のバードスペクターになってないんだ」
「どう言う事だ?」
「元々、俺達はお前達が結晶光と融合化するのは50%と聞かされてきた。だからまだ完全体ではない。言わばミスクリエーションだ。だが、お前は変身を遂げた。だから完全体なるバード・ギアをまとう事ができるはずだ」
「そんな事言ったって、どうやって?」
「自分を信じるんだ。結晶光を燃焼させろ」

「えぇーい。何をごちゃごちゃぬかしておる。そのバード・フリー人共々とどめをさしてくれるわ」
「ジャガン様お待ちを。最後のとどめはこのセリアンにお任せを。先程の屈辱を晴らしたいのです」
「いいだろう、やれっセリアン」
「はっ!」

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