鳥人機装バーニングファルコン(序章)(優風さん作) - 3 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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鳥人機装バーニングファルコン(第3話バードニックエナジーと結晶光)

「バードスペクター!?」俺が復唱すると、ハヤブサはニヤリと笑った顔つきをし、
「そうだ。バードニックエナジーの結晶光を使って闘う鳥人光闘士の事だ」
「バード……。言ってる意味がよくわかんないんだけど」
「今から話す事は事実だ」
そう言ったハヤブサの目に真剣な眼差しを感じた。
「俺の名はリュック。11次元ある次元世界の1つ8次元のバード・フリーからやって来た。その11ある次元全てを支配しようと企む悪の帝王、ダボラー率いる次元侵略組織“ネダル”の手によって俺の次元は支配されかけてる。ダボラーの狙いは我がバード・フリーにおけるバードニックエナジーが生み出す結晶光だ。その結晶光とDNAが融合化した時、無敵のアーマー、バード・ギアが生み出される。だが、生憎俺達のDNAと結晶光は融合が不可能と判明された。そこで他次元人のDNAを調査した結果、この次元の人間のDNAとは50%の確率で融合化される事が分かった。だから、“ネダル”の野望を阻止する為に瞬間次元移動装置を使いこの次元に来た。生憎、この次元では本来の姿でいる事が不可能という事から生命意識体となりこのハヤブサの体に乗り移ってこうしてお前とコンタクトを取っているんだ」
「話しがよく分かんないけど今、街で暴れてる奴等が次元を侵略しようとしてる“ネダル”なんだな」
「そうだ。3次元に来たという事は我々の次元が支配され、そして結晶光がこの次元の者と融合化する事が奴等に解明されたという事だろう」
「なんか漫画みたいな話しだけどあの光景を見てるとまんざら嘘とは言い切れないな。でも、なんで俺をそのバードスペクターってのに選んだんだ?まさか適当って訳じゃないよな?」
リュックはフッと鼻で笑った後、真摯な眼差しで言った。
「お前の中に眠る熱い正義のソウルが俺に感応したからさ。だからテレパシーを使いお前をこの場に呼び寄せた」
「正義の心?」
「そうだ、正義の心を持つ人間だけがバードスペクターに変身出来るんだ」
「変身!?あぁ、なんとかアーマーを着用する事か。どうやったら変身出来るんだ?」
「3次元人、俺の身体に触れてみてくれ」
そう言われて右手をリュックの身体にさしのべた。すると、リュックの身体が赤く光ったかと思うと俺の身体もその光に包まれた。柔らかくそよ風に触れたような感じかと思えば炎に包まれた感じにも思えた。

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