ヒグラシのなく頃に(消滅編)(クリスタルパロディンさん作) - 55 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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ヒグラシのなく頃に(消滅編其の七十二)

「あのっ」
「様子は?」
「えっ、」
「中のだよ・・どんな感じ?」
「今のでトラップが5、6個発動しましてよ」
「じゃあ行こう・・」
そういって窓ふち自体が安全なことを確かめると無造作に手をかける、
「ちょっと!まだトラップが全部発動したわけじゃありませんわ!」
「大丈夫・・」
そう言って無造作に中に入る端から見たら調子乗ったバカな男てこと?まぁそれでも構わないけどね・・
「そこは!」
「わかってる・・っての!」
ビュン!もの凄い勢いでチョークの弓束が飛んでくるどうやらさっきの窓枠に触れたのがそのトラップの発動条件みたいだ・・体をきれいにそる!(ぼくは映画の主人公か?)
凄い勢いで俺の上空を色とりどりの弾丸が飛んでくる、
「ヒュー、どう?これでも安心できない?」
「出来ませんわね・・」
沙都子ちゃんは相変わらず険しそうな顔でぼくのちょうど真上を見てる・・
えっ・・これで全部・・
(ぼふっ)天井から・・石灰の粉がいっぱい落ちてきた・・真っ白だ・・ぼく・・
「げほっ!げっほ!」
「だから言いましてよ・・」
ははっ・・本物の馬鹿じゃん・・僕・・
「いやぁ!派手にやったねぇノアサ!」
あれっ?その声は魅音さん?
「みぃー、ノアサは真っ白しろすけさんなのですよ!にぱー☆」
「はっ、ははっ、」
見ると窓側から僕を見ている・・
なんだ、二組とも僕が罠にはまるのを待ってたってわけかい!(途中で語尾上がる)
軽々と僕を乗りこえてチェックポイントのボールを取る
「よし!次行くよぉ!」
そっと、前原さんが近づきポンと僕の肩を叩いてくれた
「がんばれ・・」
ただ・・それだけを言い残して・・
「いつまで、そうしてるつもりですの?」
はは、できればいつまでもこうしていたいよ・・ははっ、
はぁ・・
「行こうか・・・」
沙都子ちゃんは呆れながらもうなずいてくれた

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