特捜戦隊デカレンジャーSPIRIT(#01)(SAFAIAさん作) - 9 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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特捜戦隊デカレンジャーSPIRIT((#012)

「始まるわよ、優。私に負けたら、許さないから。」
「分かってるぜ、サブチーフ殿。」
審判の宝児が合図を送る。
「Are you ready?」
緊迫した空気が、4人の身を一気に包んだ。
「スリー、トゥー、ワン、Ready Fight!」
銃声がひっきりなしに鳴る会場。4人の目の前に、訓練用の機械の弾が容赦無く飛んで来る。
「やられてたまるかぁーっ!!」
拓也が真っ先に銃を構えた。そして…。
「バーン!!」
なんと彼は、一気に4つも弾を撃ち落とした。
「EXCELLENT!!」
「拓也のヤツ、すげーな。」
「流石ナンバーワンスナイパーの息子さんね。」
麗香達も負けじと次々に弾を撃った。
「どうだ、麗香!」
「なか?やるじゃない。」
美波も弾を撃つ。
「PERFECT!!」
「やった!」
次々と熱戦を繰り広げる4人。
しばらくして、対戦終了。1位が拓也、2位は優、3位は麗香、4位が美波の順に終わった。


「やったじゃない、二部門もクリアよ。」
「次は、お前のお得意分野だな。」
好成績に二人も喜んでいる。
次は、いよ?最後の部門、メカ操縦。皆は、シミュレーション用コクピットに乗り込んだ。美波もそれに乗り、システムを起動させる。

だが、彼女は何かを感じたのか、皆に向かって叫びだした。
「みんな、走って!」ドギーとスワンも首をかしげる。
「『走って』って、一体どういうことなの?」
「何かが近づいてくる気がするの、いいから走って、早く!!」

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