仮面ライダー電王〜千の偽り、万の嘘、たった一人の君の幻〜(風太郎さん作) - 31 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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仮面ライダー電王〜千の偽り、万の嘘、たった一人の君の幻〜34

〜電ライナー〜

「へぇ…これが…」

彩は良太郎に導かれるまま、電ライナーの食堂車へと入ってきた。
いくら幼なじみといえど、ここのことを軽々と話す訳にはいかなかったが、イマジンを知っている彩は別だった。
"約束"ということもあり、良太郎は今まで自分に起こったことを全て彩に話したのだった。
彩は疑う素振りも見せずに良太郎の話を素直に聞き入れていた。


「わぁ!!こんにちわ!!噂の彩さんですね」
ナオミがカウンターから乗り出して彩に挨拶する。
「今、ちょうどオーナーが出かけてるの。」
コハナが彩の前に歩いてきた。
「カウンターにいるのがナオミさん、こっちがコハナさん…」
良太郎の紹介に、彩は二人に臆する様子もなく笑顔で挨拶した。

「こっちがキンタロスにリュウタロス。」
良太郎はそれぞれを紹介していく。

「それで…こっちがさっきの、モモタロス」
モモタロスは待ち構えていたかのように仁王立ちし、腕組みをして彩を睨みつけた。


「それから…」



良太郎は少し躊躇うようにモモタロスの背後に目をやった。


モモタロスの背後から青いものが躊躇いがちに一歩前へと出てきた。

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