仮面ライダー電王〜千の偽り、万の嘘、たった一人の君の幻〜(風太郎さん作) - 11 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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仮面ライダー電王〜千の偽り、万の嘘、たった一人の君の幻〜14

〜電ライナー〜
「「疲れた〜」」
良太郎とウラタロスが声を揃えて机に倒れ込んだ。
今日のバイトは終了。
一日中慣れない仕事をこなしたウラタロスと、そのウラタロスを一日中体に憑けていた良太郎はバテバテだった。
「どうだったの?ケーキ屋さん!!」
リュウタロスが興味津々に二人を覗き込んだ。
「どうだったも何も…一日中こき使われちゃったよ」
ウラタロスが机に突っ伏したまま、ごにょごにょ喋りだした。

「彩ちゃん、初めは優しかったのに、仕事が始まったとたん急に厳しくなるし…

浦太郎君から…
『浦太郎君、それとってくれる?』


ウラ君になり…
『ちょっと、ウラ君、女の子ばっかり相手してないで、男の人も接客してくれない?』


『ウラ!!!お気に入りの子だからってケーキはタダにしないの!!』
…最後にはウラだけだよ?
どんなに釣ろうとしても食いつきやしない」

ウラタロスは今日一日を思い出して身震いしてみせた。

「彩ちゃん、仕事にはすごい真剣だから…ってゆうか、後半からは完全にウラタロスが悪いよね…」
良太郎が突っ伏したまま口をはさむ。
「でも、少し変だったかな」
良太郎は昼間の彩を思い出して視線を落とした。「どこが?」
ウラタロスが顔だけ良太郎に向けてみせる。

「大したことじゃないんだけど、ただ、いつもならお客さんの数とか、売上とかあんまり気にしてなかったんだよね…"お客さんが喜べばいい"って、でも今回はすごく売上を気にしてる」
良太郎は少しばかり表情を曇らせた。
…何か変だ…あの事故から…



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