仮面ライダー電王〜千の偽り、万の嘘、たった一人の君の幻〜(風太郎さん作) - 4 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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仮面ライダー電王〜千の偽り、万の嘘、たった一人の君の幻〜7

二日後…

『だからダメだってば〜』
「少しくらいいいじゃない。減るもんじゃなし。それに、彩ちゃんは僕のこと良太郎の親戚だと思ってるんだよ。疑われる心配もないし一石二鳥じゃない」
『どこで一石二鳥なの?!もう!!彩ちゃん来ちゃうよ』
良く晴れた昼下がり。 2時少し前を差した時計台の前でウラタロスと良太郎はまた言い合いになっていた。ウラタロスが彩に会うために良太郎の体に憑いて、彼を締め出してしまったのだ。
「今はコハナさんもいないことだし、少しだけ少しだけ」
ウラタロスは計画が無事進んでいて、楽しさが表情ににじみ出ているようだ。
「…まさか…彩ちゃんのこと」
…狙ってないよね?
そこまで言い終わらないうちにウラタロスがそれを遮る。
「人聞き悪いことはいわないでよね。僕はただお友達になりたいだけだし。パティシエで、しかも大っきなバイク乗れる女の子なんて早々いないでしょ。かっこいいよね…彼女。ここは釣っとかないと…」
…最後に不吉な言葉が聞こえた気がした。
興味があるものはとりあえずとことん追求するのが彼の性格なのだろう…飽きればすぐに投げ出してしまうことも、また彼の性格なのだが…
「あ!」
ウラタロスが何かに反応を示した。
…彩はまだ来ていないようだが…



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