仮面ライダー〜THE MASKED RIDER〜(あいじさん作) - 68 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

サイトトップ >> 仮面ライダー〜THE MASKED RIDER〜(あいじさん作) >> 68

68

仮面ライダー〜THE MASKED RIDER〜



ただの快楽殺人者である自分を認めてくれる人がいる。
今まで感じていた『恐怖』が、『緊張』が、『後悔』が消えた。
あらゆる感情を超越した『幸福』を感じた。認められ、必要としてくれる者がいることに。
そして荒岩は改造手術を受け、新しい名前と共に組織への忠誠を誓ったのだった。
それ以来、荒岩は殺人を控えるようになった。組織から命令があった時のみ、その力を奮う。それが組織への忠誠の証だった。
だが、その組織からの交信が途絶えたのは二ヶ月前の事だ。
荒岩は焦り、混乱した。
こんな事は初めてだった。今まで組織は定期的に指令を送って来た。普段ならあまり接触したくはない、闇に潜み『狩り』を行う自分と同種の人間達を探し出し、聞き出したが大したことは分からない。それどころか、自分と同じ者達が次々に消えているという。
一体組織に何が起こったのか…『不安』はやがて『苛立ち』に変わった。
『人間を殺したい』
それは荒岩にとって初めての感情だった。
理性では抑えられない欲望が彼を動かした。
プロテクト・ギアを身に纏い、巨大な目玉が彩られた緑色のマスクを被る。次の瞬間、彼の身体は周囲に溶け込み見えなくなった。
彼の『狩り』が、始まった。



ランキング

検索

投稿・ユーザ登録

プライバシーポリシ - 利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス