仮面ライダー〜THE MASKED RIDER〜(あいじさん作) - 48 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

サイトトップ >> 仮面ライダー〜THE MASKED RIDER〜(あいじさん作) >> 48

48

仮面ライダー〜THE MASKED RIDER〜

終焉?

「一文字…」
猛はサイクロンから下りると隼人にゆっくりと近づいた。
「ヘッ…遅いぜ?ようやくお出ましかよ」
「お前…何故?」
猛の問いに、隼人は照れ隠しのように笑いながら答えた。
「勘違いすんなよ?俺は落とし前をつけに来ただけだ。俺の友達を殺し、俺を『悪魔』にしたショッカーに…なにより…誰も守れなかった俺自身のな!」
隼人の瞳が変わる。
それはかつて猛と対峙した時に見た狂気の色ではなく、猛と同じ純粋な怒りの色だった。
「一文字…」
「本郷…お前は…死んでくれるなよ…俺も仮面ライダーだからな」
猛の表情が綻ぶ。
彼は深い安らぎと信頼を隼人に感じていた。
(この世でたった一人の仲間…同じ改造人間という鎖で繋がれた…)
猛と隼人が身構えるのと同時にコブラとメデューサが飛び込んできた。
二人は体を翻すと、ベルトを出現させた。
「変身!」
二人の身体に莫大な風が入っていく。
正にタイフーンとでも呼ぶべき凄まじい風圧が辺りに満ちた。
「仮面ライダー!」
風の中から緑の仮面が現れる…並び立つその二つの姿は雄々しく力強いものだった。
「くっ…」
「まだよ…二人揃った所で私たちの世界を壊させはしない」



ランキング

検索

投稿・ユーザ登録

プライバシーポリシ - 利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス