仮面ライダー〜THE MASKED RIDER〜(あいじさん作) - 47 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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仮面ライダー〜THE MASKED RIDER〜

終焉?

初めて出会った時…
アイツの顔は歪んでいた
泣いてる…いや怒っているのかも知れない…どっちらともつかない奇妙な表情…
俺はそれを軟弱だと嘲笑った…
だけど…それは間違いだ
それがアイツの一番強い部分だったんだ…



「血迷ったかホッパーNo.002」
コブラが声を荒げ、隼人を睨みつける。
「ショッカーを裏切れば死だ…例外はない」
「マンティスを殺したのも貴方ね…ここに乗り込んで来たのも、宣戦布告のつもりかしら?」
隼人は手に持っていたマンティスのマスクを二人に投げつけると、一気に距離を詰め、その拳をコブラにぶつけた。
「なんのつもりだ…?プロテクト・ギアも纏っていない貴様の拳など…」
「わかってねぇのはお前たちの方さ…本郷猛の本当の強さを…アイツの仮面に秘められた決意を、誓いを!」
隼人の言葉が響く。
同時に三人の背後に爆音が響いた。そして幾層に束ねられている筈の防御壁を貫き、白銀のマシンが突撃してきた。
流れる流星体…
六本のマフラー…
白銀のボディーを横切る赤いライン…
鋼の疾風…サイクロンの勇姿がそこに有った。
「馬鹿な…お前は!?」
コブラは絶句した。
サイクロンの背には自身が谷底へ突き落とした筈の、本郷猛の姿があったからだ。
「全てサイクロンが教えてくれた…俺は俺の使命を果たす!」



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