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作者:SS投稿作品用
とある無能力者と超能力者 2-1
現在は9月の上旬、まだ残暑が残っている中、俺上条当麻は家へと帰っている・・筈なのだが。
当麻の後ろから怒りの声を上げながら、七、八人の不良が追いかけてきている。
「こんの、逃げ足だけはレベル5のクソガキ~!!
さっさと観念しやがれェ~!!」
そう、当麻は不良たちに追いかけ回されている。そして当麻は叫ぶ
「不幸だぁ~~~」
そういいながらも走り続ける。
(と・・止まる訳ねぇだろ~・・今止まったら・・死ぬ。)
当麻は走って大きな橋にさしかかった。
(で・・でもどうやって逃げるんだよ!)
「いい加減に止ま、ハァハァ、れ、よ。」
不良たちの方の体力もそろそろ限界を迎えているが、それは当麻も同じである。
そんな時に橋の先の方に人影が・・。
不良たちの叫びなどの大声で流石に向こうの人影も振り返った。
それは当麻もよく知る人物だった。
状況を察知した当麻はすぐに大声を上げ、その人影を呼んだ。