仮面ライダー〜THE MASKED RIDER〜(あいじさん作) - 30 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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仮面ライダー〜THE MASKED RIDER〜番外編
緑川あすかの冒険


JR新宿駅の〜

東口を出たら〜?

そこはワタシの庭

大遊戯場歌舞伎町〜?


…って感じで生まれて初めてにやって来ました、歌舞伎町。
さっきから椎名林檎の歌が頭から離れないのはなんで?
ここにハナちゃんの手がかりがあるはず(って良太郎が言ってた)とにもかくにも今日の売り上げ全部使ったんだから気合いいれてくわよ、良太郎!
「なんか…あすかが一番張り切ってる」
「つーかよ…なにもわざわざクリスマスにこんな所に来なくてもいいじゃねぇか。もしかしたら偶然赤ん坊の裾に入っただけかも知れねぇし」
「そんなこと言ってる暇があったらこの店探せバカモモ!」
モモが怒るけどボクはスルーをきめこむ。
赤ん坊にこの町は刺激が強すぎる。
出来ることならボクだって帰りたい。
でも…そんなワケにいかないのもわかってる。
ボクはもう一度名刺を見る。

名前は遊依(勿論源氏名『ゆえ』と読むらしい)

店名はホストクラブ『ドラゴン・パレス』

ホストクラブかぁ…
テレビとかじゃよく観るけど…そもそもホストクラブって赤ん坊連れた中学生が入れるようなとこだっけ?
「ドラゴン・パレス…あった、ここだ!」
良太郎が隣で大声を出す。なんだ意外に早く見つかるじゃない。
でも見つけたはいいけど…どうやって入ろう…ハナちゃん連れてじゃ無理だ…。
「すいません、遊依さんって方います?」
ボクの考えを無視して良太郎が受付の若い男に話しかける。もう…勝手にして…。
「なにあんたら?遊依さんの知り合い?」
「知り合いっていうか…」
ヤバい…明らかに怪しい目で見られてる…。何とか切り換えさないと…。
「なに?僕にお客?」
不意に声が聞こえた。
「あっ遊依さん、お疲れさまッス」
ボクらが振り向くとメガネをかけた男が立っていた。髪は七三わけで横に青いメッシュが入っている。
コイツが遊依?
遊依はボクらをみて楽しそうに笑った。


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