特捜戦隊デカレンジャーSPIRIT(SAFAIAさん作) - 33 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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33

特捜戦隊デカレンジャーSPIRIT(#037)

ヴァルスの後部が分離。美波の元へとやってきた。

「いくわよ!」
彼女はそれに飛び乗ると、いくつものシャッター音を背中で聴きながら、前へ突き進んでいった。

「アイツ…なか?やるじゃない…。」
歯を食いしばりながらモニターを観る美奈子。一也のほうへ振り向くとこう言った。
「仕上げに入るわよ。コンピューターのほうを頼むわね。」
「はい。」
彼は既に美奈子の言いなりになっていた。

一方美由紀は父母に内緒で小型発信機を製作していた。
(このマシンには、ヴァルスと同型のコンピュータが搭載されている…きっと信号をキャッチしてくれるはずだわ。ヴァルスを操縦できる人なら。)

美由紀は、助けが来るのを信じ、部品を必死に組み立てていた。
「あとはこれをとりつけて…完成!」

美由紀は発信機のスイッチを押した。SOS信号に瞬時に気付く美波。
「きっと美由紀さんだわ。待ってて…今すぐいくわ。」

その頃、超マシンは完成に近付いていた。
「あとはこれを取り付けるだけね。」
マシンが完成。すると美奈子は手の平をかえし、催眠術をといた。

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