仮面ライダー〜THE MASKED RIDER〜(あいじさん作) - 11 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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仮面ライダー〜THE MASKED RIDER〜

悪魔?

もうどれくらいになるのだろう
殆ど思い出せないが気がついた時、俺はそこにいた。
何もない白い部屋、あるものと云えばベッドが一つだけ…それが俺に提供された唯一のものだった。
毎日決められたトレーニングを行い、奇妙な機械で身体を調整される。飯は配給されるから食うには困らない。
それに俺は一人じゃなかった。
俺を含め、十三人の奴が同じように毎日を過ごしている。初めはもっと居た…のだと思う。しかしそいつらは消え、俺達十三人が残った。
そこでは俺はNo.002と呼ばれていた。
本当の名前…それは覚えていない。忘れてしまったのだから仕方ない、別に不便ではないし。
その日、俺はいつもと同じように過ごし、いつもと同じようにベッドに入り、眠る筈だった。
しかしその日はそので終わりじゃなかった。
「諸君らは今日までの訓練に耐え、あらゆる修練に耐え、全てのチェックをもクリアーした。よって諸君らには名誉あるショッカーの戦士たる資格が与えられることとなった。しかしその枠に入ることが出来るのは唯の一名のみ。よって諸君は明日行われる最終実習に参加し、その結果により合否を判定する。尚、試験内容は当日指示とする」
俺達はトレーニング後に集められ、その指示を聞いた。
何を言っているのか全くわからないがどうやら、この日々は今日で終わりらしい。

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