仮面ライダー〜THE MASKED RIDER〜(あいじさん作) - 6 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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仮面ライダー〜THE MASKED RIDER〜

変身?

突然介入してきた男にあすかは驚き、その顔を見つめた。
「なんだコラ!」
三人組の一人が青年に殴りかかる。青年はその拳を締め付けていた別の男に当てその背中を思いっきり蹴りつけた。
その反動か借金取りの三人がドミノ倒しのように重なりその場に倒れ込んだ。
「こっちだ」
青年はあすかに荷物を持たせるとその腕を強引に引っ張って走り出した。背後で借金取り達の怒号が響いていたがその声は次第に遠ざかり聞こえなくなった。


「ここまで来れば大丈夫だよ」
しばらくして青年が立ち止まる。もう借金取り達も見当たらなかった。
「ありがとう…助けてくれて…」
あすかが息を切らして礼を言った。普段そんなに運動しない為か体力が殆どない。だが青年はあすかより早く走っていたのに息一つ切らしていなかった。
「私、緑川あすか。助けてくれたお礼がしたいんだけど…いいかな?」
あすかの言葉、とりわけ名前の部分に青年は反応したように見えたが、すぐに元の穏やかな表情に戻ったためか、あすかはその変化に気付かなかった。
「いや、俺は別に…」
「いーじゃん、一緒に来てよ!」
あすかが青年の腕を引っ張る。
「そういえば、名前何て云うの?」
「俺かい?、俺の名前は…本郷猛さ」


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