特捜戦隊デカレンジャーSPIRIT(SAFAIAさん作) - 27 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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特捜戦隊デカレンジャーSPIRIT(#031)

美奈子は一也を長時間監視し続けた。機械人間のような冷たい目で、製作の行方を伺う。「アンタは黙って私の言うことを聞いていればいいの。『正義』なんてみっともない感情は捨てなさい、今は私の大事な人形なんだから。逆らうなんてこと、許さないわよ。」
多大な疲労と恐怖のあまり反論も出来ない一也。目が次第にうつろになっていく。一方美由紀も、拷問を受け、皮膚が腫れ上がる程の痛みに苦しんでいた。痛みは日に日に和らいできたからいいものの、牢獄での寒さと巨悪な食事で、もはや体力は限界に近付いていた。

アリエナイザーを倒しほっとしたのも束の間、美波に更なる試練が!
「きゃっ!」
ビーム光線が美波を襲ってきた。
「なんなの…これ…。どういうセキリュティシステムなのよ!」
SPシューターで発射機を次々と打つ美波。しかし、足に激痛が!「きゃーっ!!」
実は、床下にあった発射機から出たビームが、美波の右足を直撃したのである。
「でも、泣いてる暇は無いわ、一也さんと美由紀さんが危ない!」痛みに耐えながら、一歩一歩進む美波。だが、これで終わりではなかった。

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