KINGDOMHEART〜欄外妄想(ウェルシュさん作) - 44 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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KINGDOMHEART〜欄外妄想

アンセム
「ふふふ、そうか…。
私には変わったように見えるな」
アンセムはそう言って、また手を差し出した。
ゼクシオンも握手をして、後ろに下がった。だが最後に残った弟子、ゼムナスは前に出なかった。アンセムは背を向けて話した。
アンセム
「…私から見たら、相変わらずのようで、皆いろいろな事が変わっていた。
私は君たちに追放され、自分の研究成果や名誉、さらには誇りまで傷つけられ、復讐に燃えていた。ゼムナス、いや…ゼアノートにも話したが、君たちはばかで愚かな師を見習い、その師と同じようにばかで愚かな弟子になった。少し前まで怒りと憎しみに燃えていたが、今この場で再会してやはり君たちは私に似て未熟なのだと悟った。君たちが人間だったとしても、私が今感じている喜びや未来への興奮など全く理解できないだろう。しかし今はそれでいいのかもしれない。私は今とても穏やかな気持ちだ、君たちに恨みはない。だが君たちは私を許さないかもしれない。協力以外の目的で出てきた者もいるかもしれない。それでも私は君たちが戻ってきたことが、なぜか嬉しい。すでに協力してもらう内容は王から聞いたとの事だが、君たちと縁を結びたいと思う」

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