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ポケットモンスター アクアマリン?
次の日、あたしはトウカの森を超えて、カナズミシティに行った。
さっそくポケモンセンターで体力回復させてから、カナズミジムに行ってみた。
このジムのリーダー、ツツジさんは岩タイプの使い手。
水タイプのミミたんで行けば楽勝だと思ってた。
でもそれは1体目のイシツブテだけ。
2体目のノズパスには、その理屈は効かなかった。
「ノズパス、でんじほうです!!」
ツツジさんがそう言ってノズパスに指示し、ノズパスから放たれたでんじほうは、見事にミミたんに命中してしまったのだ。
そして、大ダメージを負ってしまったミミたんは、戦うことすら出来なかった。
「ミミたん、戻れ! エネたん、交代!!」
あたしはエネたんを出した。
エネたんのスゴいこと、それは素早さが高いこと。
これで少しはでんじほうもあたらなくなるだろう。
でもエネたんが出す技は、どれも岩タイプのノズパスには効果はいまひとつ。
残る可能性はただ1つ。
エネたんの技、「ねこのて」でミミたんの技、「水の波動」か「波乗り」か「ハイドロポンプ」が出るのを待つだけ。
エネたんの体力もそろそろ限界。
あたしは残された1ターンに賭けた。
「エネたん、ねこのて!!」
すると、水の音が聞こえてきた。
見ると、エネたんの手からは大量の水が出ていた。
これは、ミミたんの技、「ハイドロポンプ」だ。
ノズパスはその水に足がすくんで動けないらしい。
「エネたん、いっけぇ!!」
ハイドロポンプは見事ノズパスに命中!!
ノズパスは戦闘不能状態になった。
そう、あたしはツツジさんに勝ったのだ。
「はい。これがこのジムのバッジ、ストーンバッジです。」
渡されたバッジはすごいキラキラ輝いていて、まるであたしたちの戦略をたたえているようだった。
これでまた一歩ルネのジムリーダーに近づいたような気がした。