ゼロと双剣の使い魔(クルシスさん作) - 23 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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ゼロと双剣の使い魔 24

ロイドは抜いた剣で迫りくるワルキューレをひと振りのもとに両断した。
「・・・な、なんだ?なんなんだ、その剣は!?」
ギーシュはワルキューレが切られたことにも驚いたがそれ以上に驚いたのはロイドが手にしていた剣だ。
ロイドの持つ剣は刀身が青く輝いた美しいとも思えるもので普通の剣でないことは明らかだった。
「あんた・・・それ・・・」
ルイズも驚いているようだった。
「魔剣・ヴォーパルソード。俺の親父が造った・・・最高の剣のひとつだ」
周りで見ていた生徒たちも唖然としていた。
さっきまで平民と呼ばれていたものがワルキューレを切り伏せたのだ。
それも平民なんかに手が出るはずもないくらい高価そうで美しい魔剣によって。
「・・・君のような平民がそんな剣を持つなんて許されないよ。さっきのだってまぐれに決まっている」
ギーシュは気を取り直し、再びバラをふるった。
「僕が二度もルイズの使い魔なんかに負けるはずない!油断してしまっただけだ!次からは本気で行かせてもらうよ!」
すると、ざっと25体ほどののワルキューレが現れた。
「おい、何か前より多くないか!?」
周りの生徒もざわめいた。
しかしギーシュはあまり余裕があるような表情には見えない。
どうやら多く出せるようになったはいいがそれに魔力が追い付いていないようだ。
「ぼ、僕もあれからただ日々を過ごしてきたわけじゃない、からね」
ワルキューレの多さに、しかしロイドはそんなこと気にしていなかった。
他に気にすることが他にあったからだ。
(どういうことだ?頭の中にこの剣の情報が流れてくる。なんだか体が軽い。それに体の奥から力がわき出てくるようだ。エクスフィアとは違うまた別の力が・・・)
「いけ、ワルキューレ!!」
ギーシュの声にワルキューレが反応し、一斉にロイドに襲い掛かった。
「ち、ちょっとロイド!ぼーっとしてるんじゃないわよ!」
言われるまでもなくロイドはワルキューレたちを見据えて剣を構える。
(よくわからないけど、なんか力がわき出てくるような感じだ。誰にも負ける気がしない!)
たんっ、とロイドはジャンプしワルキューレたちの中に飛び込んだ。

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