KINGDOMHEART〜欄外妄想

ソラがキーブレードを刺すと、光があふれた。
アクセル
「…うそだろ？こんなとこでハートレスなんかに…」アクセルが顔を上にあげたとき、そこにはソラとロクサスがいた。
アクセル
「ソラ？ロクサス？」
ロクサス
「みんな、ただいま。
今、ここから出すから」
アクセル
「……。おかえりな。
お前全部思い出したのか？」
ロクサス
「ああ。ソラとひとつになったとき、全部思い出した。機関にいた時の事も、その後に記憶をなくしたことも。全部思い出した」
アクセル
「そりゃ、よかった」
ロクサス
「俺はソラ、ソラは俺なんだから協力してくれよな。それに、俺は地上では出られないから早くソラに慣れてくんないとな」
アクセル
「そりゃ、わかってるけどソラじゃしっくり来ないんだよな」
ロクサス
「ふふ。たいして変わらないさ。また、あの時計台の上でシーソルトアイス食べないか？」
アクセル
「ああ。ソラに慣れて時間があればな」
ロクサス
「なんだよ、それ」
アクセル
「そのまんまだ」
アクセルとロクサスは笑った。機関員たちのほとんどはアクセルが笑うところを見るのははじめてだった。サイクスでも、はじめてだった。