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ポケットモンスター アクアマリン?
次の日
あたしはコトキタウンを後にした。
そして102番道路に出ようとしてたその時─
どしん!!
いてて… 何なのよもぉ
顔を上げてみると、そこには男の子が立っていた。
その男の子はすぐにどこかへ行こうとしていたので、マリンはその男の子を呼び止めた。
「ちょっと! そっちからぶつかってきといてそれはないでしょう。謝りなさいよ!」
するとその男の子はリュックからモンスターボールを出して「んじゃ、やるか?」と言った。
マリンは「勝負でキリつけんの? 何考えてんだろ」と思ったが、相手があやまりそうにないのでモンスターボールを手に取った。
「んじゃ、キマリだな」そう言って、モンスターボールからポケモンを出した。
しかし、ポケモンはモンスターボールから出した瞬間動き回り、目で追いかけることさえ難しかった。
マリンは、ミズゴロウを出した。
そのポケモンは木から木へと飛び回っていた。
攻撃なんて出来る訳がない。
辺りに強い風が吹いた。
その時、マリンは考えついた。
「ミミたん、吹雪!!」
指令を受けると、ミズゴロウは全身の力を込めて吹雪を放った。
そうして出された吹雪は、強い風に乗って辺りに散らばった。
そして、ポケモンが飛び回っている木はあっと言う間に凍りついた。
ポケモンは氷に滑って転んで下に落ちてきた。
正体はキモリだった。
「んじゃ、地上戦で行くか。キモリ、吸い取る!!」
キモリはミズゴロウの体力を吸い取り始めた。
効果は抜群!! ミズゴロウは大ダメージを負ってしまった。
「俺はジュン。思い上がると失敗すると言う事を忘れないように。以上!!」
そう言うと、チルタリスに乗ってどっかへ行ってしまった。
「何だったんだろう…?」そう思いながら傷ついたポケモンを連れてポケモンセンターへ戻った。