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作者:SS投稿作品用
とある無能力者と超能力者 2-14
ー先ほどの時間に戻る。ー
美琴と初春はすでに、お菓子を買ってしまった。
今思うと、美琴はやらかした。美琴が当麻を連れてきた理由は
'一緒に選ぼうと思ったから'であった。
「まっ、許して貰えるわよね?どうしようかな?そうだアイツんちにご飯作りに行けば良いんだ!
確か銀髪シスターがいるからその分も作れるほどの食材を山盛り買えば・・・」
などということを美琴は初春とベンチに座りながら休んでいた。
そこに携帯が鳴り響く、「あっ、メールだ。」初春はそうつぶやく。
そして次の瞬間、初春がニヤリと笑う。
「やっぱり御坂さんはかみじょーさんと付き合ってるんですね?もう逃げられませんよ~!」
美琴は汗をたらしながら言う。
「ど、ど、どこで、き、聞いたのかな~初春さん。」
バチッ、バチッと音を立てる美琴の髪、それにはさすがに初春もビックリする。
「ちょっ、外での能力の使用は、あ~こうなったら」風紀委員の腕章を見せ、
「御坂さん、ジャッ、ジャッジメントですの!」
美琴は口をポカーンと開けている。今日、二度目のドン引き。
しかし、気になることが美琴にはあった。
「ちょっと初春さん、さっきのメールって?」
初春はキュピーンと目を輝かせて、
「佐天さんですよ!・・それよりようやく話してくれる気になりましたか?」
そんなところに当麻と佐天が現れる。