特捜戦隊デカレンジャーSPIRIT(#01)(SAFAIAさん作) - 38 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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特捜戦隊デカレンジャーSPIRIT(#042)

「私、独りでも闘えるんだもん、伴番さんのとっくんなんか要らないっ!」
「俺もお前には二度と教えてやんねーからな!」

激しい口論の後、美波はデカルームを出て行ってしまった。
スワンが格納庫から上がってきて、美波を止めようとした。
「ほっといてよっ!」
静止も虚しく、彼女は一目散に走り出した。

「ちょっとバン(伴番のニックネーム)、一体何があったの?」
「スワンさんにはカンケーねーだろっ!」
普段なら彼女の言葉を素直に受け入れる彼だが、このときばかりは怒りが優先していたので、大声で怒鳴った。切なそうな眼差しをする彼女。

スワンが格納庫に戻ると、そこにはドギー(デカベース署長)が立っていた。
「一体、アイツらどうしたというんだ。」
「ジュウクンドー(銃を使用する拳法)の特訓中に喧嘩したみたいよ。」
「そうか、美波は父親に似て、一途な性格だからな、レイルのやつ、上とよくもめてたからな。」
「やっぱり、親が親なら、子も子よね、一体いつになったら若いしてくれるのかしら。」
ドギーは犬のように唸り、スワンは黙りこくっていた。

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