ヒグラシのなく頃に(消滅編)(クリスタルパロディンさん作) - 142 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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ヒグラシのなく頃に(消滅編其の百五十八)

(カンカン)その階段を上りきると小さな扉
「ここか!」
そこのドアノブのカギを開く
(カチッ!)
(ブオオオオン!)
もの凄い風が視界を一瞬・・奪った
「ここが・・ラウンジ・・やっと・・やっと着いた・・」
目の前にひろがる風景は・・海・・どこまでも水平線に広がって行く・・海・・
「ここから・・飛び降りる・・場所」
ミナは探した
「探そう・・どこかにきっとあるはずなんだ!」
周りを見渡す・・ミナもノアサもユユも手分けして飛び降りるのに一番楽そうな場所を探す・・
「ここが・・一番良さそう・・」
見つけたのはミナだった・・そこは船の先端部分・・一番飛び降りるのに適した場所だった・・
「ここか・・もう、わかってると思うけど・・」
ユユは確認するように周りを見回す
ノアサは何も言わなかったミナは一言だけぼつりとつぶやいた
「地獄に行くのも・・三人一緒・・」
三人は黙ってうなずきあう
「行くぞ!」
三人は手を結ぶ目の前には広大な海・・落ちて助かる距離なの?
その時突如・・船が揺れる
(グワ―ン!)
「きゃ!」
「うあぁあ!」
先に落ちたのはミナだった・・そして引きずられるようにユユ・・目を開けたとき・・残されたのはノアサ1人・・
「ミナ・・?ユユ?」
(カンカン!)
残されたのは・・ノアサ1人・・
「誰だ!」
目の前の男たちは銃を持って階段を上がってきた・・ノアサの姿を見つける・・
(僕は・・トリノコサレタ・・ノ?)
熱い!
肩から赤い血・・撃たれた・・!

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