MASKED RIDER BLACK
〜秋月杏子の試練〜#001(SAFAIAさん作) - 1 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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MASKED RIDER BLACK〜秋月杏子の試練〜#002

「バリーン!」
空港のロビーの大きな窓ガラスが割れ、強力なビームが襲って来た。
「キャーッ!」
「助けて〜!」
辺りはパニック状態に。
「杏子さん、克美さん、サム、ケイト、逃げて!」
「光太郎…。」
「光太郎さん…。」
彼を心配そうに見つめる四人。
「さぁ早く!他の皆さんも早く逃げて!」
大声で叫びながら、光線をよける彼。
「一体何故だ…クライシス帝国は倒したはずなのに…。」

「ハーッハッハッハッハ、しばらくだな、南光太郎、いや、仮面ライダーBLACK RX。」彼の頭の中で、何者かの声がした。
「貴様は…。」

彼の脳裏に、栄吉と唄子が殺されたときの悲劇が鮮明に蘇った。
「貴様は…ジャークミドラ!あのときお前は俺に倒されたはず…。」
「いかにも。だが、シャドームーン様がキングストーンのパワーで私たちネオゴルゴムのメンバーを蘇らせてくださったのだ!」

「信彦が…創世王に…お前たち…許さん…。」
怒りをこみあげらせ、ポーズをとる光太郎。
「変身!」

怪人と戦闘をくりひろげ、ロボライダーに二段変身しようとしてもエネルギーを吸い取られ、彼は素顔に戻ってしまった。

「光太郎さん、助けて!」
見ると、杏子が怪人の人質にされていた。
「杏子ちゃん!」
怪人にかかるが、光太郎のパワーの源であるキングストーンのパワーが一時的に衰えてしまったため、変身は不可能。

さらに怪人の持つ念力によって、光太郎は痛手を追ってしまった。誘拐される杏子の叫び声が背中で響く。

「杏子ちゃ〜ん!畜生!」
怪人は、既に杏子もろとも消え去った。

光太郎は悔しさで歯を食いしばるが、体力をあまりにも使いすぎてしまった為、その場によろ?と倒れこんでしまった。

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