BLEACH～日乱～学校編

先日、転校生が６人やってきた。その中の一人の、日番谷冬獅郎が私の隣の席になった。日番谷君は、高校生とは思えない程の身長と顔立ちで、最初は驚いた。でも、話してみると以外に大人らしい人だと分かった。
「隊ｯ長～!!」
休み時間の度に、転校生の一人、松本乱菊、松本さんが日番谷君の席にやってくる。松本さんは、高校生とは思えない程大人っぽい。最初は、日番谷君と松本さんの仲が良いという事に意外さを感じたが、今ではお馴染の光景だ。
「松本…ここでは『隊長』って呼ぶなって言ったろ！」
日番谷君が、いつも以上に眉間に皺を寄せて言った。
「怒らないで下さいよ、隊長～眉間の皺、取れなくなっちゃいますよ！」
「ぅるせぇ!!」
…………………??
「…ぁの……」
「なんだ？」
「…なんで、松本さんは日番谷君のこと『隊長』って呼んでるの？」
日番谷君の眉間の皺が更に増えた。私…なんかヤバい事言った!?
「……松本…ちょっと来い。」
「……はぁい。」
…えｯ?なに?どうなったの?
日番谷君と松本さんは、屋上に向かっていった。私は、なんだか気になってこっそりついていった。

屋上では、離れていて声は聞こえないけど、松本さんが日番谷君に怒られているようだ。
暫く、影から見ていると松本さんが顔を真っ赤にしてなにか呟いた。日番谷君がニヤリと笑い、松本さんにキスをした。
!?私は、驚いて急いで教室に戻った。
えｯ?あの二人ってそういう関係?!
私が顔を真っ赤にして考えていると、日番谷君と松本さんが戻ってきた。
何事もなかったように、日番谷君が隣の席に座った。
私が見ていると、日番谷君が気付いて、ニヤリと笑って
「覗きはやめとけよ」と言った。
!?バレてた……分かってて、キスしたの!?
日番谷君恐るべし。




END