ヒグラシのなく頃に(消滅編)(クリスタルパロディンさん作) - 61 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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ヒグラシのなく頃に(消滅編其の七十八)

「沙都子・・勝ったのですよ」
ポンと肩を叩く
「えっ、あっ、そっそう・・ですの?」
沙都子も少しづつ周りの様子に気づいたみたいだ、いつもの調子を取り戻していく
「ほほほ、当然の結果でしてよ!」
「みぃー☆今日の沙都子はとても楽しそうなのです」
「そっ、そんなこと・・べつに・・」
「ノアサとも仲良しこよしさんなのですよ!」
少しむっとした顔をして後ろを向く沙都子、その姿が少しかわいらしくて・・くすくす
「まったく、圭一さんにしましてもノアサさんにしましても、どうして私の周りの男の人は、こう危なっかしいまねばかりする人が多いんでしょう?」
「みんな沙都子が大好きだからなのです、だから余計に頑張っちゃうのです」
沙都子の耳が赤くなってくのを感じる、かなり照れてるみたいだ・・
「まったく、しょうもない人ばっかり増えてこっちも大変ですわ・・」
そう言って沙都子はノアサの手を取る、ノアサにもう、抵抗はなくなったみたいだ・・
「さっ、運動場に戻りますわよ!せいぜい私に恥をかかせないようにしてくださいませ!」
「最後、結構かっこよく決めたつもりなんだけど・・」
「そういうのは思うだけにしてくださいまし!口にださない!」
「はい・・」
くすくす・・こうやってみると、沙都子に弟が1人できたみたい
ここにいても仕方がないので私も運動場に行くとする、もう何人もの子が罠を抜け出して外に集まってるみたいだ

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