特捜戦隊デカレンジャーSPIRIT(SAFAIAさん作) - 12 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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特捜戦隊デカレンジャーSPIRIT(#015)

「美波、乗れーっ!!」
かなきり声で叫ぶサラ長官。突然のことでわけが判らぬ美波。
「えっ!?」
長官は更に言葉を続けた。
「美波、乗れ!デカバイクを乗りこなしたお前なら、出来るはずだ!」
そのとき、美波の目の色が変わった。
「分かりました、やってみます!」

ヴァルスのコクピットが開き、システム起動。プログラムを書き換える。
「ドッキングウェイ!」
デカバイザーの後部が開き、ヴァルスが高速スピンしながら勢いよく中へと入った。熱のせいで蒸気が出ている。
「特捜変形!」
デカバイザーは、ロボ形態へと変形した。
「ビルドアップ、デカバイザーロボ!」
美波は、レバーを強く握りしめた。
「いくわよ!かかってらっしゃい!」
すると、いきなりビームを乱射する怪重機。だが彼女は持ち前の操縦テクであっという間によけてしまった。
「速い、あれだけのテクを身に付けてるなんて!」
「頭のいいヤツだな。」
驚く麗香と優。
今度はなんとテレポート!困惑するかと思いきや、相変わらず余裕顔である。
「そんなことしたって無駄よ!」
彼女は少し目を閉じた。そして…。
「そこね!」
居場所を突き止めると、すぐ銃を突きつけた美波。慌てふためくパイロット。
遂にトドメを刺す彼女。二刀流の剣を出すと、高くジャンプし、そこから一気に振り下ろした。
「バイザーフィニッシュ!」
四散爆発する怪重機。

第三部門の再試験が行われ、その十日後、美波、麗香、拓也、優の4人に合格通知が届き、彼等は地球署に就任。無事宇宙警察の隊員になれたことを喜び合った。

間もなく彼等には、合格の証として、変身機能であるSPライセンスと、小型銃SPシューターが渡された。

新たなるデカレンジャー隊員よ、これからも宇宙の平和を守る一員として、頑張ってくれ!!

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