とある無能力者と超能力者(エドラドさん作) - 51 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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とある無能力者と超能力者 6-7

ー黒子の真後ろで声が聞こえた。


「こっちですよ。」すぐに黒子は金属矢をテレポートさせたが、何もなくそのまま重力に従って、金属矢はキンッという高い音を奏でる。

それに驚き、黒子は顔だけ振り向く。しかし後ろを向いた瞬間、腹に全力の蹴りを決められた。

「ぐふぅ、今度は前?」
「黒子!」美琴が叫ぶ。


何とタイミングが良いのだろうか、ここで彼が来るとは・・
「こんばんは、御坂さんではありませんか?それに・・・当麻。お久しぶり。」

彼は土御門の隣の部屋、つまり当麻の家の二部屋隣に住んでいる。

名前は安田海斗(ヤスダカイト)。又の名をGlacies342。
そう彼は魔術師の1人だった。
しかし、当麻も美琴もそれには気付かずに接している。

二人に挨拶をすると、安田は手を振り上げた。そして、
「冷却の世界にて、全てを冷たく包み込め!
 フローズン・スワロウ!」

声と共に、無から吹雪のように飛氷-ヒヒが出現して、丘原たちに向かって飛んでいく。

それに対し、丘原たちは
「マグマ・グラビトン!」
と叫び、火龍を飛ばして、ぶつける。

飛氷は融けていき、残った火龍が降り注ぐ。

その時の黒子の少しだけ冷たい目
「名前が小学生みたいですの。なんとダサい、、ハァ~。」

しかし、そんな暇ではないのだ。火龍の欠片が隕石のように飛んでくる。

「黒子!避けなさい!」美琴により黒子は、一瞬抜けた集中力を取り戻した。

そして再びのテレポート、簡単にかわせた。

しかし、当麻を含め、4人とも気づいていない。
この間にも丘原が新たに、大きな炎陣を組んでいることに。

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