とある無能力者と超能力者(エドラドさん作) - 9 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿

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とある無能力者と超能力者 2-8

誰も乗らないまま少し気まずい時間が続く。ビリビリは何故か下を向いている。
今、エレベーターの中にはオレとビリビリ、黒髪ロングヘアの子と、花を咲かせている子の四人だ。彼女らも同じ11階で降りるらしい。

ーすると、ロングヘアの少女が声を上げた。

「あれ、もしかして御坂さんじゃないですか?」続いて花飾りの子も「御坂さん、お久しぶりです!」と可愛らしい声で言う。

すると、ずっと下を向いていた美琴が顔を上げる、

「あっ!初春さんに佐天さんじゃない!?、久しぶりっ!」

三人はとても楽しく話を始めた、すると当麻だけ空気が重い。それに気づいたのか、佐天涙子は当麻に話しかけた。

「あの~もしかしてあなたはあの都市伝説のありとあらゆる攻撃を無効にする能力を持った上条当麻さんですか?違ったらすいません。」

と言いながら頭をペコペコ下げている。

「いや、頭を上げてよ、さ・てんさんだっけ?俺は上条当麻だからさ。」

そう当麻が話した瞬間チーンという音がして11階に着いた。着いた瞬間の佐天の目はキラキラと輝いていた。

「同じレベル0として尊敬しますよ!あのレベル5の第一位の一方通行(だっけ)を倒したんですよね!?、

それなのに同じレベル0の私は何もできないなんて、、グスッ、グスッ、」

と佐天は何故か泣き出してしまった。すると横から鋭い二つの視線が当麻を睨んでいた。
そして二つの視線はお互いを見合って、外に出た。

すると、美琴が「アンタ。私の友達を泣かせるってどーゆうこと!?」

流石にこれには当麻は反発した。正直、自分も急展開過ぎて、ビックリしているのだ。

「おいビリビリ!俺は何も言ってないぞ!・・・まあ佐天、とりあえずあそこのベンチに行こう。」
その誘いとともに当麻は左手を差し伸べた不幸ではないはずの左手で。

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