涼宮ハルヒの進級?(SOS団とは別のお話)
「どこ行くのかなぁ」 ちょっと逃げようかと。 「はいこれ」 後ろから手を伸ばして俺の顔の横で紙をヒラヒラさせている。なんですかそれ?「いらないんですけど」 「はいこれ」 今度は、その紙を俺の頬にスリスリ擦り付けてきた。だらかいらないって。やめろって。 「はいこれ」 仕方なく、頬にスリスリ擦り付けられていた紙を受け取る。やっと、離してもらい、制服に付いた土を手で落としながら、校門を出る。なんだったんだよ。あれはチラシ配りなのか?そう思いつつ、さっきのバニーガールズがいたほうに目をやると、教師三人に連行されている。片や激しく抵抗してると思ったら、片や泣きながらトボトボと帰っていくし。何がしたかったんだよ。無理矢理渡されたチラシに目を落とす。 『SOS団相談募集中!!不思議な現象に直面している人、これから直面する予定の人、このような不思議な相談を募集しています!!不思議な現象に悩まされている人はSOS団まで。我々SOS団が一挙解決します!相談受け付けはSOS団団員キョンまで。』 なんだこれは。誰だよキョンって。変な名前のやつだな。