涼宮ハルヒの進級?(SOS団とは別のお話)
「やっぱ俺が悪いのか?」「当たり前でしょ」 やっぱり?悪いのは俺なんだな。 「すまない……」 俺は、涼宮ハルヒという人物に近寄ろうとして足を踏みだした。 気が付くと見慣れた天井が見える。 「またこの夢か」 上半身だけ起こして言う。この夢は、俺が小学六年に上がった頃から見始めた夢だ。稀に見ていたのだが、今回初めて相手の名前が判明した。涼宮ハルヒ。初めて聞く名前だ。ずっと、名前を教えてもらう直前で目覚めていた。なんでまた今日なんだ? 「てか、誰だよ涼宮ハルヒって」 目覚まし時計に目をやると、3時30分を少し過ぎたところをさしていた。キツイな。今日から授業が始まるのに。もっかい寝よ。上半身を倒して、布団を掛けなおす。二度寝できるかわかんないけど、起きてるよりマシでしょ。目を閉じる。しばらくは、寝れずにいた。まぁ、こんな時間に起きたら仕方ないのだが。この隙に色々考慮する。誰だ?涼宮ハルヒって。知り合いにもそんな名前の人いないしな。それに、近くに感じるってのも気になるな。