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作者:SS投稿作品用

リリなの!? 第七話

それから3年、俺は9歳になった。
俺が私立聖祥大学付属小学校の3年生になったある日曜日。
商店街をぶらぶら歩いていると、ポツンと敷物を敷いた上にアクセサリーを置いて売っているらしい人を見つけた。
俺はふと足を止めてみてみる。
「いらっしゃい坊や」
その声を聞きながら何があるか見ていると、一つの指輪に目がとまった。
それは青い石が埋め込まれた、別に珍しくも何ともないようなものであった。
しかし俺はなぜかその指輪を欲しいと思ってしまった。
値段を見てみると、1500円という値段。
小学3年生にとってそれは決して安いものではない。
「あの、これ下さい」
しかし俺は結局これを手に取ってしまった。
「彼女のプレゼントかい?」
「いえ、ただ、なんとなくこの指輪が気に入っただけで」
にっ、と笑いながらそう聞いてきたその人に俺は首を横に振る。
「じゃ、ちょっとサービスして、1000円でいいよ」
そう言われ俺は財布から1000円を取り出し、その人に渡した。
「まいど。大切にしてくれ」
その言葉を聞き俺はその場から離れていく。
俺は買った指輪を太陽にかざして見てみる。
太陽の光が指輪に反射してさらにきれいに見えた。
俺はその指輪を左手の人差し指にはめる。
不思議とサイズが合っていたのかちょうどよく、違和感なく納まった。





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