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作者:SS投稿作品用

とある無能力者と超能力者 2-18

「お〜ういは〜る〜」

佐天の腕が真上に上がると同時に、初春のスカートもあがる。

「ひゃあああ。さ、佐天さ〜ん。スカートをめくらないでください!」

いつも通りの風景。だが、少し違う。

それは上条当麻と御坂美琴の間で交差する熱く、時には冷たく、最後には恥ずかしい。

鈍感な当麻でも先ほど自分が言ったことくらい覚えている。

「・・・美琴は・・」、あれはまずかったのだ。
そう上条当麻、人生最大の失態だ。向こう側の美琴は顔を赤らめて、下を向いている。

当麻はこれを怒っていると悟る。実際、美琴はというと、

(あ〜アイツは何て言ったのよ!もしかして私のことを!?
いや、アイツはそんなこと言ってくれるようなやつじゃないし。
もう何なのよ、この空気!?も〜こうなったら!)

美琴は決意を固める。

「初春さん、佐天さんコイツと2人きりで話したい事があるんだけどいいかな?」

美琴は二人きりで抜け出すことに成功した。

「ラブラブだね〜御坂さんと上条さん。」

「そうですね〜。あっお菓子買ったんで白井さんの病院行きましょ〜。」
ご機嫌な初春は佐天と病院に向かうことにした。

その頃、美琴と当麻はあの自動販売機のある公園まで来ていた。空は少し赤色に染まっている。

美琴の顔に太陽の沈光が当たる。当麻にはそれが絶景に見えた。




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