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作者:SS投稿作品用

ヒグラシのなく頃に(消滅編其の二百一)

それからのみんなの対応は早いものだった魅音はすぐに父親に電話して園崎組の若い衆を明日の綿流しの警備に回した、もちろん警察との連携もうまくいくように・・
(言い訳にはかなり苦労したみたいだが・・オヤシロ様のたたりが役に立ったみたいだ)
レナの提案で、みんな何かしらの武器は持っていたほうがいいと言う結論になった
無理もない・・銃弾を溶かすような炎を使う相手だ、そんな武器を持っていても通用するかどうかもわからない・・そう、今回の敵は・・私たちの人智を超えたモノ・・
銃を使う人間が敵だって言う方が明らかに現実的で対処の仕方がしやすい、
でも・・・
今回の敵は・・そう悪魔・・ホントに現実感のない、でも・・確かにこの世界に存在する。
なんの為か・・なぜノアサがそうなったのか・・わからないが・・でも
私は布団の中でつぶやく
「ねぇ、羽入・・私・・間違いなく・・明日死ぬわ・・」
次の言葉がわかってるからだろうか、羽入は何も答えない
「でもね、他の世界みたいに寂しさも、虚しさも感じない、むしろ嬉しいの・・」
羽入は黙って聞いていた
「ここが最高の世界だって言うのなら・・・私の死に方も最高かも、ホントに・・ホントにノアサに殺されるんなら・・私・・」
抱きしめる銃の冷たさを肌に感じる
「梨花・・違うのです・・みんなで行きましょう・・明日からノアサも一緒なのです。」
それだけを・・やっと答えてくれた
「そうね・・そうよね・・」
最後の夜をこんな気持ちで過ごしたのは初めてだ・・この世界・・思えば初めてが多すぎる・・こんなに多かったんだ・・私が体験してなかったことって・・
夜が・・深く更けていく・・・




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