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作者:SS投稿作品用

ヒグラシのなく頃に(消滅編其の百六十六)

体に激痛が走るちょうど腹のところからだった
「ああぁ・・」
「ここだ・・すぐに切れ・・」
「目覚めたのか?」
「寝てればよかったものを・・バカが・・」
目の前にはさっきの男たちとは別に全身に緑色の手術服を着た男が目の前に立っていた
「始める・・」
右手には銀色に光る・・メス!?
「んー!んー!」
口にはいつの間にかさるぐつわがはめられていた、手と足は完全に固定され逃げ出すことは出来ない、手術服の男はそんなのはお構いなしにメスをノアサの腹に・・
「んー!んん!!んんんんー!」
腹が切り裂かれ・・どす黒い血が流れ出す
(痛いだろノアサ?苦しいだろノアサ?)
腹が・・赤い・・赤く染まって・・
(なんで?お前だけ・・こんな目に会わないといけないんだろうな?)
(いいんだ・・・ミナとユユのいるとこに・・行くんだ・・寂しくなんて・・)
「ほぉ・・こいつまだ生きてる・・」
「はっ、意外としぶといな・・他の仲間と同じように悪運だけは強いのか?」
(他の仲間?)
「おい、練武、口が過ぎるぞ・・」
「いいんだよ・・どうせ聞こえちゃいねぇ・・」
(何?何の話?)
「元の牢屋に戻したんだろ?グレイテス様の指示で・・えらい優遇じゃねぇか?」
(元の牢屋?)
「ああ、廃品部屋行きは免れたらしい」
「くくく、女の方は中古品とはいえ、かなりの上物らしいじゃねぇか・・もったいねえな・・ここに来れば存分にかわいがってやんのによぉ」
(中古品って・・どういう・・ことだよ・・)
(そういうことだ・・)
「まぁ・・今は2人で仲良く慰めあってんだろ?あの柊ユウキって奴とよ・・」
(何の・・話・・だよ・・)
「こいつはミジメなものだ・・どうせ・・仲間と同じところにいけると思ってるんだろ?」
「思わせときゃいい・・サンタクロースだってそうだろ?いると信じ込ませときゃ・・・・
親は多少は楽なもんだ・・」
(まって・・何・・そしたら今、僕がしてることって・・)
(自己満足・・それ以外にないだろ?)
(体から何か・・大切なものがごっそりなくなっていくのを感じる・・たいせつな・・もの・・)




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