ヒグラシのなく頃に(消滅編其の二百)
「梨花ちゃん・・私たちは・・何?」
レナの声は諭すような口調だった、それに圭一が続く
「最強の部活メンバ―!そうだろう?なっ!」
魅音の肩をたたく
「新入部員の危機だしねぇ、部長としても黙ってられないよ!」
「ホント・・要領の悪い人だと思ってましたけど、ここまでとは!世話かけっぱなしですわ!」
みんな・・
「ありがとう・・ありがとう・・」
涙を流す私に・・みんなはそっと手をおいてくれた
「考えよう・・何かあるはずだよ・・みんなで元に戻るの・・ノアサ君もいっしょ」
「ああ!俺はあいつを引っぱたいてやんなきゃ気が済まねぇんだ!安打だか、アンカーだかしらねぇが!そんなやつ!思いっきし引っぺがしてやる!」
「やりましょう・・梨花・・」
ノアサ・・聞こえてる・・これが私の仲間・・愛すべき・・仲間・・こんな無茶苦茶なことでも・・信じてくれる・・
「まったく、梨花をこんな泣かせるなんてノアサは罪な子だねぇ」
ノアサ・・戻って・・そして一緒に行きましょう・・未来に・・自分自身の幸せ・・こんなにあるんですよ・・ここに・・
「みんな・・ありがとう・・」