ヒグラシのなく頃に(消滅編其の百五十一)
「ふふ、二人とも仲良しさんね、でもひどいなぁ、このミナ姉さんを話からはずすなんてさぁ」
「いや、だって・・ここ風呂・・」
ユユが言う前に二人を引き寄せた
「脱出する手・・考えてたんでしょう?」
二人はしばらく黙っていた・・図星のようだ
「やっぱり、それで、なんかいい方法でもあったの?」
「それがね・・ユユが・・ってユユ?」
見るとユユはかなり鼻血を出したまま固まっていた
「あら、刺激が強すぎた?」
ミナは飄々と笑っている
「ってか、ミナ・・タオルきちんと巻いてるし・・」
ノアサはやけに冷静な声だった
ユユの声が急激に元に戻る
「何ぃー!」
「ふふ、騙された?」
ユユは急激に振り向く・・
「っここの!だましやがっ・・」
振り向いた衝撃だったのだろう・・タオルが・・ずれて・・
「あらっ・・」
あらって・・この子・・
「僕は何も見てないから!!!」
ノアサは顔を真っ赤にして座る
「あのっ・・えっと・・・」
ユユは完全に固まっていた・・とういうか鼻血が垂れ流しになって・・
(バシャ―ン)風呂の中に倒れこむ
「ユユ!?」