「」の検索結果 | ケステーズ - 二次小説・SS投稿







サイトトップ >> ヒグラシのなく頃に(消滅編)(クリスタルパロディンさん作) >> 80



80



前の話 | 次の話



作者:SS投稿作品用

ヒグラシのなく頃に(消滅編其の九十七)

羽入はただ黙ってうつむいている・・やっぱり間違いないみたいだ・・
「どうして?ノアサが私を殺すの?」
羽入は答えてくれない・・黙ったままだ・・
「ふわぁー、梨花ぁ誰と話してますのぉー」
沙都子が起きはじめた・・いけない・・
「みぃ、小鳥さんと話してたのですよ」
いつものようにごまかす・・この言い訳・・もう今まで200回以上使った気がする・・
「そうですの?」
沙都子は少し疑り深い顔をした後いつものような笑顔にもどる
「おしゃべりもいいですけど、早く行かないとトラップを仕掛けられませんわ!」
「今日は誰がかかるのでしょう?楽しみなのです!」
そういってカバンを持っていつもの道を二人で走っていく・・・朝日がまぶしい・・

そこは地獄と呼ぶにはあまりにも華々しく・・天国と呼ぶにはあまりにも残酷だった・・・
そこにはいつにも増して人だかりが出来ていた、その中央にはガラスに囲まれた空間がある、
そこに・・目隠しをされた子供が、銃を持った大人に促され次々と入場していく
やがて全ての子供が入ったのを確認すると、扉は完全に閉められる
ガラスの外にいる男がこの忌まわしいゲームの説明を始める
「レディースアンドォジェントルマン!今回のメインイベント!ロシアンル―レットォ!
ここにおりますはそのゲームに参加する勇士10人の子供たちさぁ、目隠しをはずして!」
そういって目隠しをはずされる、目の前にはきらびやかな観客・・
「右から!アメリカからさっき来たばかり!コウ―レン!・・」
次々と紹介されていくそして・・
「さぁ、前回も涙腺が弱い日本人アサトノギ!今日は泣かないのかな!皆さん!期待だ!」
何人かの観客がぼくを見ながら・・
「おい、あいつもう泣きそうになってるぜ・・・」
「ねらい目はあいつだ・・」
「そろそろ消すんじゃないの?」
なんなの・・ここ?なんなの?なんで?ねぇ、誰か助けて・・よ・・ねぇ・・
「さて、まだろっこしい話もここまで!そしたら始めよう!ゲィムスタートォ!」




前の話 | 次の話



メニュー
ランキング
検索
ユーザ登録
ログイン
トップ



i-mobile


プライバシーポリシ - 利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown
管理人のメールアドレス